J.M. WESTON ATELIER
in Tokyo Nihombashi Hamacho
オリヴィエ・サイヤールによる世界初のコンセプトとなるアトリエ・ブティック「J.M. WESTON ATELIER」を2025年10月31日(金)にオープン。
日本橋浜町エリアに所在する旧印刷工場をリノベーションした建物に「J.M. WESTON ATELIER」はあります。
フランス・リモージュ地方の本社工場にインスピレーションを得た空間として創出され、この特別な空間では、「WESTON VINTAGE」のヴィンテージ商品、限定モデル、アイコンモデルの販売、スペシャルリペアサービスの実施、そして、オリヴィエ・サイヤールによってキュレーションされるエキシビションの開催や彼により特別に選書された書籍コレクションスペースなど、この場所だけのコンテンツを展開し、J.M. WESTONが紡いできた独自の世界観を発信していきます。
また、併設されるカフェでは、このオープンを記念し「菓子教室 ツルミ製菓」を主宰するパティシエの鶴見昂(つるみ・たかし)氏のプロデュースによる、シグニチャーローファー #180の靴型ビスケットが販売されます。今後はイベントの開催なども予定し、J.M. WESTONのファンコミュニティを醸成する場として、今も尚、職人文化が息づくこの地と共に新たな歩みを進めていきます。
Limited Model & Special Exhibition

Signature loafer #180
J.M. WESTON ATELIER Limited Edition

Drawings & Installation by Claudia Huidobro
Exhibition for JM WESTON Atelier:
“Some Catwalk Memories”
そして、オープンを記念した特別モデルの発売と、杮落としとなるエキシビションを開催します。
来年に誕生80周年を迎えるブランドのアイコン「シグニチャーローファー #180」のエクスクルーシブモデルを30足限定にて発売します。このモデルのインソールには、「J.M. WESTON ATELIER 東京浜町」の特別な刻印、アッパーレザーには、希少なベビーボックスカーフが採用されています。
また、1980年代に登場した個性派モデルで、現在ではアーティストとして活動するクラウディア・ウイドブロ(Claudia Huidobro)が最初の展覧会「EXHIBITION “Some Catwalk Memories”」を担います。
コム デ ギャルソンやジャンポール・ゴルチエのショーでともに歩んだ日々を想起させるような、繊細で美しい「足跡」のドローイングを発表します。
Message from Olivier Saillard
東京・日本橋浜町の地に、独創的でかつ前例のない空間を開きます。かつて印刷工場であった建物の中に、販売スペース、アトリエ、修理工房が一体となって集まり、訪れる人々を、1891年の創業以来変わらぬこの名高いシューズメゾンの職人技の中心へと導きます。
この、まだ静けさと温かみを保つ浜町という街にアトリエ・ブティックを構えるという選択は、地域の職人文化や新しい創造の息吹と共鳴し、J.M. WESTONが目指す創造的対話の精神を映し出しています。
リモージュの工房で実際に使用されている可動式トロリーを再現し、その上にはブランドを象徴するモデルが並び、伝統的な裁断や縫製の技術が披露されます。1936年以来、ハントダービーを特徴づけてきたノルウィージャン製法。数十年にわたりサイドゴアブーツの甲の曲線を形作ってきた立体的な革。
そして1946年以来、180もの工程を経て完成するローファー。それらすべてが、まるで工房の内部にいるかのように、映像を通して語りかけます。空間構成は、フランス・リモージュのアトリエの美学を、数千キロ離れたこの地で称え、高めています。
また、オープンエアの修理スペースでは、職人技が今まさに生まれる瞬間を、来訪者が直接体験できるようになっています。この場所は、行き交う人々のための場所であり、学び、思索し、夢想するための場所でもあります。
館内にはカフェと書籍スペースが併設され、アートと文学の書籍が厳選されたセレクションで並びます。 J.M. WESTON ATELIERは、手仕事と技の文化を表現する新しい形のアトリエ・ブティックです。
私のキュレーションのもと、アーティスト、作家、モデル、写真家、イラストレーターたちが次々と登場し、「歩くこと」という創造の原点であり中心的なテーマをめぐって表現を繰り広げます。
1980年代に登場した個性派モデル、クラウディア・ウイドブロが、この場所で最初の展覧会を担います。コム デ ギャルソンやジャンポール・ゴルチエのショーでともに歩んだ日々を思い起こさせるような、繊細で優美な「足跡」のドローイングを発表します。現在、彼女は詩的な創作活動に専念しています。
伝統的な職人技、そして「歩くこと」という芸術的概念のもとに、J.M. WESTON ATELIERは、販売、逍遥、知の共有、そして出会いの場として、新たな価値を創造します。
オリヴィエ・サイヤール
(Olivier Saillard)
パリ 2025年10月6日








