Charlie Casely-Hayford
チャーリー・ケイスリー=ヘイフォードは、OBE受章者であるジョー・ケイスリー=ヘイフォードの息子。セント・マーチンズで学ぶ前から、父のスタジオで見習いとして経験を積み、デザイン、メンズウェアの歴史、テクニカルスキルを学びました。
21歳からファッションの世界で活動を始め、UKのバンド「The xx」や、ヒップホップアーティストのナズ、ジョン・レジェンドといった国際的ミュージシャンのスタイリングを担当。
現在は、ファッション誌『GQ STYLE』にスタイリストとして定期的に寄稿し『Telegraph』紙ではウィークリーコラムも執筆しています。
GQ誌では、デヴィッド・ベッカムやブライアン・フェリーと並び「英国で最もスタイリッシュな男性」のひとりに選ばれており、ユルゲン・テラー、ティム・ウォーカー、ニック・ナイトといった著名なフォトグラファーの撮影を受けるなど、各種メディアにも頻繁に登場。
現在は Premier Models Special Bookings に所属しています。

チャーリー・ケイスリー=ヘイフォードとミシェル・ペリーの出会い
1891年、リモージュにて創業されたJ.M. WESTONは、時を超えたフレンチ・エレガンスを体現する伝統的なシューメーカーであり、その100年以上にわたる卓越したクラフツマンシップの継承に真摯に取り組んでいます。アーティスティック・ディレクターを務めるミシェル・ペリーは、この職人技を現代の感性で再解釈しながら、ブランドの創造性を日々進化させるべく力を注いでいます。予想外のアプローチと洗練された手法の融合により、J.M. WESTONは革新を続けています。
ある晩、「クリエイション」をテーマにしたディナーの席で、ミシェル・ペリーとチャーリー・ケイスリー=ヘイフォードは、互いの創作に対するアプローチに共通点があることを発見しました。両者ともに、伝統的な技術を尊重しながら、デザインに命を吹き込み、時代のスタイルの変化を受け入れることで、品格と普遍性を兼ね備えた男性らしいエレガンスを追求しています。この共鳴から、二人のコラボレーションが誕生しました。


THE COLLECTION
共通の美意識と影響源を共有しながら、ミシェル・ペリーとチャーリー・ケイスリー=ヘイフォードは、1930年代に誕生したJ.M. WESTONのアイコニックなスタイルを再解釈することを決意しました。
これらのスタイルは、当時パリの上流階級の間で人気を博した英国的スピリットをすでに体現しており、フランスとイギリスの間に橋をかける存在でもありました。
チャーリーはJ.M. WESTONを代表するローファーを再解釈し、トラディショナルな滑らかなカーフスキンをキルティング仕上げで取り入れ、正確で繊細なトップステッチを施しました。これらはすべてJ.M. WESTONのリモージュの工房で制作されています。素材の成形手法には、狩猟用ジャケットやアウトドアスポーツ向けのウェアにインスパイアされた技術が用いられています。
現在、二人のデザイナーは当時のワードローブを再考し、ラインを強調したり遊び心ある再構築を行っています。チャーリー・ケイスリー=ヘイフォードは、伝統的にイギリスのダンディたちの三つ揃いスーツに使われてきた「プリンス・オブ・ウェールズ・チェック」に独自のツイストを加えました。この柄は、ダブルソールやトリプルソールのダービーシューズに用いられ、ブラックとホワイトの2色で展開されます。
さらにチャーリーは、シューズの木型を引き立てるメタリックカーフスキンのバンドをあしらったモデルを提案。これは、1960年代のイギリスで隆盛を極めたスカ・ムーブメントの愛好者たちが履いていた靴へのオマージュでもあります。
 
  
  
  
  
  
  
  
  
  







